「英語もやらせたい。タイピングもできるようになってほしい。でも習い事をこれ以上増やせない」——多くのご家庭に共通する悩みだと思います。
実はこの2つ、別々に学ぶ必要はありません。むしろ同時に学ぶ方が効率が良い組み合わせです。この記事では、その理由を3つに整理して説明します。
理由1: 使う「部品」が同じだから
タイピングの土台は、アルファベット26文字のキー位置を覚えることです。そして英語学習の土台も、同じアルファベット26文字です。
日本語のローマ字入力を思い出してください。「か」と打つには「K」「A」の位置を知っている必要があります。小学3年生の国語でローマ字を学ぶのも、背景には「コンピュータを使う機会の増加」があります(文化庁資料(外部サイト・新しいタブで開きます))。
つまり、タイピングを学ぶことはアルファベットに習熟することであり、アルファベットに習熟することは英語学習の第一歩。同じ部品を二度別々に学ぶより、一度で済ませる方が早いのは当然のことです。
理由2: 「手が覚える」記憶の経路が増えるから
英単語の暗記といえば、「読んで覚える」「書いて覚える」が定番です。タイピングはここに「打って覚える」という経路を追加します。
appleと何度も打っていると、a-p-p-l-eという綴りが指の動きのパターンとして残っていきます。目で見る、声に出す、手で書く、指で打つ——記憶への入口は多いほど思い出す手がかりも増えます。
特に大事なのは、タイピングではスペルを1文字ずつ正確に再現しないと先に進めないことです。ノートに書く練習では「なんとなく写して終わり」になりがちですが、タイピングは1文字間違えるたびにその場で分かります。「eが抜けた」「lとrを逆にした」——この即時のフィードバックが、あいまいな綴り記憶を正確にしていきます。
理由3: 「反復」が苦にならない仕組みを作りやすいから
英単語の定着に反復が必要なことは、誰もが知っています。問題は、反復が退屈だということです。
タイピングにはゲーム的な性質があります。速く打てた、ミスなく打てた、昨日より記録が伸びた——数値がはっきり出るので、上達が見えやすい。この「見える上達」が反復の退屈さを和らげてくれます。
単語帳を10周するのは苦行でも、タイピングで同じ単語に10回出会うのは案外苦になりません。続けられる形で反復できること自体が、暗記においては大きなアドバンテージです。
追い風: テストが「打って解答する」時代になった
この組み合わせには、いま強い追い風が吹いています。
2026年度から全国学力・学習状況調査の中学英語がCBT(コンピュータ方式)になり、「書くこと」の設問はキーボードでの入力(外部サイト・新しいタブで開きます)になりました。英検S-CBT(外部サイト・新しいタブで開きます)にもタイピング型のライティングがあります。
「英語ができる」と「英語を打てる」が、テストの場面でセットで求められるようになったのです。同時に学んでおけば、この変化にそのまま対応できます。
注意: 「ただのタイピングゲーム」では英語は身につかない
ひとつ正直に書いておくと、英単語が流れてくるタイピングゲームをやれば英語が身につく、というわけではありません。意味を確認しないまま文字列として打っているだけでは、指は速くなっても語彙は増えません。
英語学習として機能させるには、意味・音・綴りをセットで提示すること、そして**「見ながら打てる」段階と「見ないで打てる」段階を区別する**ことが必要です。見ながら打てるのは写経と同じ。本当に覚えたと言えるのは、日本語の意味だけを見て綴りを再現できたときです。教材を選ぶときは、この区別があるかどうかを見てください。
まとめ
- アルファベットという同じ土台を使うので、二度手間がない
- 「打って覚える」が加わり、綴りの記憶が正確になる
- ゲーム性のおかげで、暗記に必要な反復が続けやすい
- テストのCBT化で「英語を打てる」ことがそのまま得点力になる時代に
スラスラ英タイピングは、学校英語の単語を「意味・音・綴り」セットで出題し、「見ないで打てる」ようになるまで見届ける学習サービスです。英語とタイピング、2つの習い事分の学びを1日10分に。無料体験から始められます。
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