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大学入試もCBT化へ?英語テストのデジタル化年表

・ 読了 約3分

「英語のテストがパソコンで受けるものになっている」——断片的にニュースで見かけるこの流れ、全体像で眺めると驚くほど一方通行です。

この記事では、子どもが将来出会う英語テストのデジタル化を年表形式で整理します。わが子が受ける頃に何がデジタルになっているのか、逆算の材料にしてください。

英語テストのデジタル化 年表

すでに起きたこと・決まっていることを時系列に並べます。

時期 出来事
2020年度 小学校で英語が教科化(小5・6)。小3・4で外国語活動開始
2021年度〜 GIGAスクール構想により小中学校で1人1台端末がほぼ整備完了
2022年度〜 東京都でESAT-J(外部サイト・新しいタブで開きます)(中学校英語スピーキングテスト)開始。タブレットで解答し、結果は都立高入試の得点(20点満点換算)に反映
2024年度〜 デジタル教科書(外部サイト・新しいタブで開きます)が小5〜中3の英語で本格提供
2025年度 全国学力・学習状況調査で中学理科にCBT初導入
2026年度 全国学力調査の中学英語がCBT化(外部サイト・新しいタブで開きます)。「書くこと」はタイピング解答
2027年度以降 全国学力調査、小中学校の全教科をCBT方式へ移行する方針

これと並行して、民間の英語資格試験もデジタル化が進んでいます。英検S-CBT(外部サイト・新しいタブで開きます)は4技能を1日でコンピュータ受験でき、ライティングは筆記型かタイピング型かを申込時に選択します。

流れを読み解く3つのポイント

1. 「話す」テストはデジタルでしか実現できない

ESAT-Jや英検S-CBTのスピーキングは、端末に向かって話し、録音で採点される方式です。数十万人規模の受験者と面接官が対面する方式は物理的に不可能なので、「話す力を測りたい」というニーズはそのままデジタル化を推進します。4技能重視の流れが続く限り、テストのデジタル化は戻りません。

2. 「書く」はキーボード入力に置き換わりつつある

CBTでは記述式の解答はタイピングです。2026年度の全国学力調査・中学英語では、文部科学省が学校向けに「英文のタイピング入力等に取り組む機会を設けることが望ましい」とアナウンスするに至りました。英語力の一部として「打てること」が事実上組み込まれたと言えます。

3. 変化は「下の学年」から順に既定路線化している

年表を見ると、変化は小中学校から始まっています。今の小学生は、デジタル教科書で学び、CBTで学力調査を受け、タブレットでスピーキングテストを受ける最初の世代。今後の入試改革の議論がどう転んでも、この世代が「紙だけの英語テスト」に戻ることは考えにくい状況です。

わが子の学年から逆算する

  • 今、小学3〜4年生: 全国学力調査の全教科CBT化(2027年度以降方針)に小学生のうちから該当する世代。「端末で解答する」のが標準の学校生活になります
  • 今、小学5〜6年生: 中学入学後、CBT化された学力調査・デジタル教科書・(都内なら)ESAT-Jをフルセットで経験します
  • 今、中学生: 2026年度以降の学力調査英語CBT、そして英検を受けるならS-CBTという選択肢が現実です。タイピングの練習は今日から始める価値があります

「英語を打つ」は前倒しで身につけるほど得

年表が示すとおり、英語テストのデジタル化は「いつか来る未来」ではなく「進行中の現在」です。そして解答手段としてのタイピングは、一夜漬けができません。キーの位置を体が覚えるまでには、どうしても継続的な練習が必要です。

幸い、この練習は英語学習そのものと兼ねられます。英単語をタイピングで覚えれば、語彙力とタイピング力が同時に育ち、どちらもテストで使える。デジタル化時代の英語学習として、これほど無駄のない組み合わせはありません。

まとめ

  • 英語テストのデジタル化は2020年代を通じて一方通行で進行中
  • 2026年度から全国学力調査の中学英語はタイピング解答。2027年度以降は全教科CBTの方針
  • スピーキング重視の流れがデジタル化を後押し。紙への揺り戻しは考えにくい
  • 「英語を打つ」練習は一夜漬け不可。単語学習と兼ねて早めに始めるのが合理的

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